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トランプ大統領が入院、今後の判断材料まとめ

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トランプ大統領が、新型コロナに感染し、いろいろな憶測を呼んでいますが、今後の投資の判断材料となる情報をまとめます。

現時点で確認されていること(日本時間3日 15時現在)

トランプ氏の容態

  • 軽微な発熱、鼻づまり、咳の症状がある(参考記事)。
  • ウォルター・リード軍病院へ入院(参考動画)。病院で療養しながら執務にあたる。
  • ホワイトハウスでリジェネロン社の抗体カクテル(未承認だが薬効を確認)の投与を受け、入院後、ギリアド社のレムデシベルによる治療を開始した。

関係者の検査結果

  • 大統領継承順位 2位のペンス副大統領は陰性
  • 大統領継承順位 3位のペロシ下院議長も陰性
  • ポンペオ国務長官、ムニューシン財務長官も陰性
  • クシュナー夫妻(大統領の娘夫婦)は陰性
  • トランプ陣営選対のステピエン選対本部長が陽性
  • 共和党選対のマクダニエル全国委員長が陽性
  • バイデン民主党・大統領候補は陰性
  • 上院議員2名が陽性、両名とも10/12の最高裁判事公聴会の仕切り役
  • エイミー・バレット最高裁判事候補は陰性

政策課題の動き

  • 下院で審議されていた新型コロナ支援予算案は協議が加速。大統領不在で、逆に合意への機運が高まっているとのこと(参考記事)。
  • 10/12に予定されるバレット最高裁判事候補の公聴会は、関係議員2名が感染したため、現在与野党間で日程協議中。

今後の注目点

  • 大統領の容態の推移。自身で元気な様子の動画を公開したが、大統領の年齢、体格(太り気味)などを指摘し、重篤化のリスクを指摘する専門家もいる(参考記事
  • 大統領への治療内容。これまでリジェネロン(REGN)、ギリアド(GILD)の薬剤を使用との報道が出ているが、今後もどのような薬剤を使い、治療を受けているかという報道によって、関係企業の株価が影響を受ける。
  • 新型コロナ支援予算案が下院で可決されると、市場のセンチメントが上向く可能性。
  • 10/7の副大統領候補の討論会。今回の事態を受け、ペンス副大統領への注目が集まっている。15日の2回目の大統領候補の討論会は中止か。
  • トランプ選対陣営の動向。選対本部長、共和党全体の選挙責任者が陽性となったため、本人が回復しても、選挙活動の運営に支障が出る可能性。
  • クラスター発生の有無。9/30のバレット最高裁判事候補の指名式典の出席者に陽性者が集中している。このほか、トランプ選対陣営、ホワイトハウス内も状況が注目される。

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