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高齢化問題:古くて新しい投資アジェンダ

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今回の大統領選挙は、共和党のトランプ氏が74歳、民主党のバイデン氏が77歳と高齢対決です。きょうは、世界の覇権国である米国のリーダーのエイジング問題と、この問題が市場に与えるインパクトについて考えてみたいと思います。

大手メディアが報じない問題

私が今回の大統領選で非常に気になっているのは、二人の健康状態です。体力的な問題もさることながら、正直に思い切って言うと、お二人の認知機能の状態です。

もちろん、これは二人をディスっているのではありません。また、認知症を抱えている高齢者の方をディスっているのではありません。私を含め誰もが、年を取れば、程度の差こそあれ、認知機能が低下します。そして、重い認知症になる可能性があります。

年を取ると、内臓機能や各器官の機能が低下して、いろいろな症状が出てきたり、病気になります。認知症もそうした機能低下の一部であって、特別な問題ではありません。

ただそれでも、米大統領の認知機能というのは、非常にデリケートな問題なので、大手メディアが大きく取り上げることができないでいます。しかし、世界の覇権国のリーダーに関することなので、全世界のすべての人に利害関係があり、避けて通れない問題だと思います。

トランプ氏、バイデン氏の状態

米国の一部メディアでは、米国民の約4割が、バイデン氏には認知症の徴候が見られると思っているという報道があります。これは、同氏の発言や物忘れの様子を見ていて、一般の人達がそのように感じているということです。

そして、トランプ氏についても、最近では、子供は全員がコロナウイルスの抗体を持っているということをSNSに投稿して、SNS側に記事を急遽削除されるというアクシデントがありました。

また、レバノンで爆発事故が起きたとき、直後に、これはテロだと断言して、あとから発言を撤回することがありました。以前には、新型コロナの患者には、漂白剤を注射したらよいと記者会見で真顔で語ったこともありました。例を挙げるときりがありません。

私は最初、トランプ氏のこうした珍妙な言動は、同氏の性格によるものだと思っていました。しかし最近は、トランプ氏はもしかしたら軽い認知症なのではないかという気がしてきています。

証拠はないので、こういうことは注意して述べなければならないのですが、彼がもともと天才的なビジネスマンだったというかつての輝かしい経歴と、最近の支離滅裂な言動が、イメージとして頭の中で一致しないのです。

大統領の健康問題がマーケットに与える影響

今度の選挙でどちらが勝つにしても、大統領の健康問題が大きなアジェンダとして浮上するような気がしています。

具体的には、選挙直後から、野党の格好の攻撃材料となり、世論の不安材料となり、いろいろな意味で投資の材料にもなるということです。

純粋な投資の観点から言えば、ヘルスケア・セクター全体、特定の製薬会社や医療機器メーカーがスポットライトを浴びることがあるかも知れません。

また、高齢化サービス全般が、一つの投資テーマになる可能性は結構高いような気がします。市場が巨大で、すべての人の関心事項でもあるからです。

あと別の角度の切り口になりますが、大統領の勇退問題、副大統領の昇格の可能性などをめぐって、市場全体がぐらつく局面もあるかもしれません。

いずれにしても、老いというのは誰にでも訪れるものなので、好奇心ではなく、愛をもって考えるべき問題です。以前私は、トランプ氏は頭がおかしいのではないかと思うことがたびたびありましたが、最近はそういう考え方はしなくなりました。

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