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米国株の銘柄選択法 これで選ぶ!4つの選択基準

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米国株式市場が絶好調の様相を呈していますが、こういうときは買いが買いを呼ぶのでしょう。腰折れする兆候が見れらません。来週はレイバーデーですから、今週いっぱいは、この雰囲気が続くのでしょう。

今週は、ズーム・ビデオ・コミュニケーションズ(ZM)、クラウドストライク(CRWD)、ドキュサイン(DOCU)といった優良銘柄の決算発表が続き、銘柄選択の基準について改めて考えさせられることになりました。

そのようなわけで、きょうは銘柄選択の基準について、代表的なものを4つご紹介します。

1.財務内容が堅い

ベテランの投資家、経理や会計に通じている投資家の方は、この辺を詳しく見るのだと思いますが、簡単にポイントを絞って財務情報を確認することもできます。

具体的には、一株あたりの利益(EPS)、売上高、営業キャッシュフローが、少なくとも直近の二期連続して、3つ揃ってすべて増えていることを選択条件にするということです。

PERやPBRについては、最近の相場は過熱気味なので、あくまで参考程度にしかならないように思います。

2.期待値を上回る業績

業績が良いことは大事なのですが、実はそれだけでは株価は上がりません。なぜなら、業績が良いことは、すでに株価に織り込まれており、さらなる株価上昇の要因にはならないからです。

株価がさらに上がるためには、市場の期待を上回る結果を出す必要があります。具体的には、決算発表の内容が、事前の予想(アナリストのコンセンサス)を上回るということです。

つまり決算発表で、EPS、売上高、ガイダンス(企業側の見通し)がすべて揃って、事前の予想を上回るということです。この条件をクリアすると、その会社の株には機関投資家の買いが入り、上昇することが知られています。

3.競合が少ない

業種によりますが、競合が少ないことも大切です。バフェットが銘柄を選択する際に、「長くて幅の広い堀(a long and wide moat)があること」を重視していることは有名ですが、競合他社から模倣されにくい、攻め込まれにくいビジネスをやっている企業が良いということです。

ただ、この考え方が当てはまらない場合もあります。典型例としては、新型コロナのワクチン株、治療薬株です。

なぜなら、新型コロナの対応はまだ手探り状態にあり、この先2-3年は、ワクチンや治療薬は多ければ多いほど良いという状態が続くからです。これらの株にとって最も大事なのは、臨床結果です。

4.なじみがある

具体的に言うと、その企業の製品を自分が使用したことがあるということです。この基準は、おそらく賛否両論あると思います。

否定的な意見としては、そんな個人的な要素を入れなくても、数字と公開情報だけで、十分に銘柄選択できる、むしろそういう個人的な主観情報は銘柄選択の眼を曇らせるというものでしょう。たしかに、そうかもしれません。

しかし、その会社のプロダクトをよく知っているという主観情報は、数字や公開情報といった客観情報の邪魔になることはなく、かえって客観情報を補完するとも考えられます。

少なくとも、投資家が客観情報と主観情報のバランスを冷静に見れるようであれば、主観情報は客観情報の助けになると考えてよいのではないかと思います。

以上のように、銘柄の選択基準には様々なものがあり、最後のポイントは賛否両論あるかもしれません。

また、バリュー投資、グロース投資、短期投資、長期投資といった投資スタイルによっても、選択基準は微妙に変わってきます。さらには、その投資をしている時期が、市場サイクルのどの時期に当たるのかということにも左右されます。その意味で、銘柄の選択基準においても、厳格さと柔軟性の両方が求められるように思います。

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